イギリス競馬の紹介
イギリスにおける競馬の歴史は古く、12世紀頃には最初の競馬が行われたとされています。1540年には世界初としてチェスター競馬場が建設されており、以後、1700年頃にはサラブレッド品種の誕生や、レースの着順に応じて賞金を分配する「ステークス方式」が確立されるなど中心的な役割を担っています。因みに「日本ダービー」はイギリスのダービーを由来としており、様々な面で海外競馬の見本として日本とも深い関わりを持っています。
イギリスには歴史的な経緯から、イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの4つの地域があります。それぞれに競馬場があり、紹介をすれば、イングランドにはアスコット、エプソンをはじめとして14があり、ウェールズにはフォアラス、スコットランドにはエア、北アイルランドにはダウンパトリックとダウンロイヤルの2つがあります。中でもアスコットは英国王室が所有をしており、、1711年に設立されるなど長い歴史を持つ競馬場です。
主要レースには、グランドナショナル、2000ギニー、ダービー、プリンスオブウェールズステークス、キング上ージ6世&クイーンエリザベスステークス、インターナショナルステークス、セントレジャーステークス、チャンピオンステークスがあり、キング上ージ6世&クイーンエリザベスステークスはフランス・凱旋門賞と並ぶ欧州最高峰の海外競馬レースとしても知られています。
アイルランド競馬の紹介
アイルランドの競馬の歴史は古く、1760代にはターフクラブが設立されており、現在、世界の海外競馬でも有数の馬産地としても知られています。アイルランドはイギリスから独立をした歴史を持ちます。そのためにイギリスの競馬とは深いつながりがあり、システムやレベルに関してはイギリスとほぼ同等の内容が用いられています。3月から11月が平地のシーズンになっており、馬券はパリミューチュエルとブックメーカー双方で求めることができます。
主な競馬場を紹介すれば、G1競走が開催されるところとしては、カラ、レパーズタウン、G3競走はゴラウンパーク、コーク、ティッペラリー、ネースがあり、他に、クロンメル、フェアリーハウスがあります。中でもカラは1741年に最初のレースが開催されて以来、アイルランド競馬の中心として存在し、1000ギニー、2000ギニー、ダービー、オークス、セント・レジャーのクラシック5競走の全てが行われます。調教師は54人所属しており、ヨーロッパの海外競馬でもトップレベルの調教師が多数在籍しています。
カラは、車であれば無料駐車場が使え、電車であれば最寄り駅となるキルデア駅から無料のシャトルバスが運行されるなどアクセスが良い場所にあります。また、バスの場合でも、開催日にはダブリン・シティ・センターからバスが運行されています。
ロンジンを確認することは競馬の勝ちに繋がる
日本と世界の競馬には、各国のサラブレッドや騎手、そしてレースを格付けする世界的な機関が存在します。その機関は一般的にロンジンと呼ばれています。
日本競馬もロンジンと提携しており、日本国内のレースだけではなく日本で活躍する騎手、そしてサラブレッドの格付けを行っています。この機関が発表している情報で最も重要なのが、レースの格付けとサラブレッドの格付けです。これは特に海外競馬の必勝法を確立させるための手法としても大切になります。
国内のレースの格付けはJRAが行っており、また慣習的にもどのレースが格の高いレースなのかが周知されている傾向にあります。こうした情報は日本の競馬に触れていると初心者であってもある程度はわかりますが、海外のレースは日本のレースとは比較にならないほどのレースが存在するので、どのレースが高い格を持っているのかがわかりにくいわけです。
格の高いレースを勝てばそのレースを勝ったサラブレッドが強いことがわかりますが、そうした判断もしにくい現状があります。そこで、ロンジンはレーティングという指標を用いて各国のサラブレッドとレースの指標化を行っています。レーティングには日本を含めた世界各国のサラブレッドとレースのランキングが存在しますので、客観的にどのサラブレッドとレースが最も凄いのかを簡単に確認できます。